■ 小学生教育支援(ネグロス島)
対象小学校に通う子どもたちの両親の多くはサトウキビ農場での日雇い労働者か農業、漁業に従事しており、収入が不安定です。両親は子どもたちに3食の食事を与えることも難しく、子どもたちを学校に通わせるための環境を整えることができずにいます。また、サトウキビの収穫期になると、小学校に通う子どもたちは両親の手伝いをしなければならず、学校を休みがちになり、授業についていくことができません。
小学校に通う子どもたちに通学・勉学に必要な学用品を支給し、学校には授業で使用する教材(模造紙など)を支給し、子どもたちの学校生活を応援しています。子どもたち、学校のほかにも、両親たちの負担を減らすことにもなります。このプロジェクトは2009年よりはじまり、これまでに6つの小学校の生徒、約900人を対象に学用品の提供を行いました。2012年度は1つの小学校の生徒約300人を対象に行います。
支給対象校は毎年変更し、ネグロス現地パートナーであるSDMと共同でプロジェクトを実施しています。

■ 青少年活動支援(ネグロス島)
ネグロス現地パートナー団体であるSDM(Servants of the Divine Mercy Foundation inc)は、キリスト教精神に基づいて組織されています。その中にあるユース(青少年)グループは10代~30代までの若者たちが約50人ほど所属しています。
メンバーの大半は貧困層出身者で、学校に通えないユースもいます。しかし、学校に通えなくともSDMの活動を通じて、地域の社会福祉活動に参加し、地域にある問題点を自分たちの目で見て、考えて、改善に向けて行動を起こします。リーダーシップやチーム力を高めるためのワークショップ、イベントは自己啓発にもつながります。
将来の地域の担い手となる若者たちの活動、成長を応援しています。

■ 奨学金支援(ネグロス島)
西ネグロス島州のほとんどは、サトウキビ畑でしめられており、人々の仕事はサトウキビ畑での季節労働者がほとんどです。
(沿岸部の場合は漁業)しかし、季節に左右されるこの仕事は安定した収入がありません。
バゴ市近郊の高校生2名(男子1名、女子1名)に奨学金でサポートしています。現在2人は高校4年生。
フィリピンでは高校は4年制まであるので、来年は最終学年となります。
この奨学金プロジェクトはフィリピンの女子修道会を通じて行っております。
修道会には高校生、大学生あわせて25名の奨学生がおり、ふれんどしっぷASIAはそのうち2名を支援しています。
■ 車いす楽団「Rondalla On Wheels」との交流(ルソン島)
Rondalla On Wheels(ROW)は小児マヒやその他疾病、事故が原因で身体にハンディキャップをもつ人々で構成されている音楽グループです。「バンドゥリア」「オクタヴィナ」と呼ばれる弦楽器を中心に音楽を奏でます。
「大切なことは《何ができないか》ではなく、《何ができるか》」をモットーに掲げ、ベルギー人のシスターが創設しました。
その音楽技術が評判を呼び、海外公演の経験もあります。2003年には結成25周年を記念して、日本公演を行いました。
ささやかではありますが、彼らの音楽活動を支援し、フィリピン訪問時にはメンバーとの交流をおこない、友情をはぐくんでいます。
■ 山岳民族通学、奨学金支援 [暁の家](チェンライ県)
タイ北部の山間部には、それぞれの生活文化や言語を持った多くの山岳少数民族の人々が、小さな村や集落を山腹や山麓に作って暮らしていいます。
タイでは中学校までを義務教育としていますが、小学校もない村、小学校はあっても中学校がない村がまだまだ多いのです。 村に学校のない子どもたちは、隣村まで歩いたり、平地の町の寮に寄宿したりしなければ学校に通えません。
経済的な問題だけでなく、家庭とは文化や言葉の違う環境で精神的に負担を強いられる子どもたちも多いのです。
元々は子どもたちが安心して暮らし、職業訓練を促すことのできる生徒寮として、1987年にリス生徒寮を設立したことに始まります。
その後、全ての山岳民族を受け入れる方針に切り替え、異文化の共生をめざすことになりました。(ルンアルンプロジェクトより)
「暁の家」はルンアルン(暁)・プロジェクトの一環で、日本人女性中野穂積さんがタイ人スタッフとともに行っています。プロジェクトでは現在、生徒寮活動(約30名)の他に、山岳民族対象の奨学金制度(約100名)、山の村の保育園・小学校の支援、手工芸品・農産品の生産奨励、日本との文化交流などを行い、山岳民族の教育と自立、人づくりの支援を目的としています。
ふれんどしっぷASIAでは、これらのうち特に、暁の家の運営と奨学金制度の資金面での支援、そして手工芸品の買い取り、販売を行っています。
■ タイ日国際児支援 [サパーンファンTJCセンター](チェンライ県)
日本への出稼ぎからタイに帰国した女性たち。日本人男性との間にもうけた子どもを抱えて、経済面、生活面、法的な手続き、精神面などで様々な困難を抱えて暮らしています。
その子どもたちを、タイと日本の双方につながりを持つという意味で、タイ日国際児(TJC=Thai-Japanese Children)と呼んでいます。彼らもまた、文化的アイデンティティー、教育、生活の面で困難を抱え、ややもすると社会に溶け込めなかったり、「破滅への道」(飲酒、夜遊び、バクチ、麻薬、暴力、無気力)に転落してしまいます。
実態の調査活動を始めとして出稼ぎ女性と子どもたちの問題に長く関わってきた日本人女性、如田真理さんが、日本人ボランティアやタイ人スタッフと2001年からTJC支援活動を続けています。
タイ社会の中のマイノリティーに対して政府からの十分な支援を受けることは難しく、資金面でも厳しい活動です。日本と関わりを持つ彼らの将来への支援は、私たち日本社会の責任でもあります。
ふれんどしっぷASIAは日本語教室とグループ活動、奨学金の資金面での支援や手工芸品の買い取り、販売で協力しています。
■ 国内イベントの参加
日本国内で行われる国際協力イベント、地域イベント、フリーマーケットなどに参加して、タイ・フィリピンの様子を多くの人に伝えたり、ふれんどしっぷASIAの活動を広める運動を行っています。
また、フィリピンの伝統的ゲーム「スンカ」(ボードゲーム)を通じて、国際理解の促進を行っています。
